モラハラの 『夫婦カウンセリング』が被害者にとって有効な理由。

モラハラのパートナーを持つ人なら、誰でも思ったことがあるはず。

「モラハラを自覚して、治してくれたらいいのに…。」



その第一関門として、心理相談室での『夫婦カウンセリング』というのがあります。

私の場合、ひょんなことから、モラ夫と夫婦カウンセリングに行くことができました。

モラ夫の結果はともかくとして・・・^^;

私が心理的に強くなれたことは、大変意義のあることでした。



今回は、夫婦カウンセリングを受けるに至った経緯と結果について。

一つの事例として参考にしてください^ ^

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きっかけは義父



『もうこの人とやっていく自信がない』

強くそう思ったのは、義父絡みのある出来事がきっかけでした。



実は義父(モラ夫の父親)もまた、自己愛性人格障害と思われる性向の持ち主でした。

当時すでにモラ夫の両親は離婚していたのですが、義父は子供達からも疎まれており、孤立した存在でした。


義父の干渉

当時の義父とわが家の繋がりは、金銭的な関係。

義母と同様に、この時期は主に義父からの経済的援助を受けていたのです。

それを強みに、義父は何かと我が家に干渉してくる毎日でした。



そもそもの失敗は、義父の「車を共有しよう」という提案に乗ったこと。

義父の家は、我が家から車で15分弱。

義父は普段あまり乗らないため、車は常時わが家に置いてもいい、とのことでした。



ところが蓋を開けてみると、車絡みの要件で義父にしょっちゅう呼びつけられる日々が待っていたのです。

しかもモラ夫は免許をもっていないので、それは私一人に集中しました。


事件

そんな中、事件は起きます。

その日も義父絡みの用事で出かけた私でしたが、訪問先で車を駐車場の支柱にぶつけてしまうのです。

義父によって自分の時間を削られる苛立ちと、余裕のない行動が原因でした。



私としては、このミスはこっそりと自分だけで対処するつもりでした。

既に信頼関係はないモラ夫には、頼りたくなかったのです。

まず修理をなるべく安くできる店を調べ、翌日修理に出すことに決めました。



ところが翌朝早々・・・。

よりによって、義父から送迎を頼まれるとは!^-^;

この時期義父に癌が見つかったため、入院先の病院を知るためにも来て欲しいと、モラ夫も同行することになったのです。



“車のことは、もう隠しとおせることではない”

と堪忍した私でしたが、普通の間柄ならこんなことでコソコソする必要はないのは分かってました。



義父からは散々言われました。



「車をぶつけた後、なぜすぐに直そうとしない?!」

「運転の時はちゃんと確認さえすればぶつかることなんかない。それができないのを愚図(グズ)っていうんだ」

「そういう親の姿は、子供の教育にも良くない」



…とまあ、かなりな叱責と侮辱を受けたわけです^-^;


モラ夫への絶望

しかし問題はその後。

この事件に対するモラ夫のとらえ方は、私にとって絶望を意味しました。

モラ夫にとっても、悪いのは私。



「すぐに俺にに相談して修理に持っていかないのが悪い。」

「お父さんは口は悪いが、言ってることは正しい。



この時ですね。

『どう考えても、この人はおかしい』と思ったのは・・・。



そうなるに至った経緯には、モラ夫の経済力の欠如があったわけです。

にも関わらず、全くの責任回避共感性の皆無



モラ夫は、自分の行いはすべて棚上げ。

積み重なる経緯はなかったことになり、その時に都合のいい表面的なものしか見ないのです。

この時ばかりでなく、彼の生き方自体が『都合の悪いことはなかったことにする』生き方です。



その後色々と調べていく中で、夫や義父が自己愛性人格障害であると、分かりました。

(特徴が、あまりにも当てはまっていた!)



「別れることを視野に入れている」とモラ夫に伝えると、それはすぐに義父にも伝わりました。




夫婦カウンセリング




モラ夫が言うには、それを聞いた義父はこう言ったそう。



「あの子は頭がおかしい。診療内科に行ったほうがいいぞ。」

更には、

「こんな母親では子供にも良くない。別れてもいいんじゃないか?」

「いっそのこと、本当にどっちがおかしいのか専門家に判断してもらえばいい。」



どうやらモラ夫は、私と話したこと全てを父親に伝えたようでした。

というのは、前述の”離別の意思表明”の際、私はモラ夫に”夫婦カウンセリング”の提案をしていたからです。

その際、自分が調べた自己愛性人格障害についても、モラ夫に伝えていました。



(余談ですが、この親子間には理解できないものがありました。モラ夫は父親への愛情は全くないようでありながら、まぎれもないファザコンなのです…。)



そして、この義父の言葉が後押しとなり、夫婦カウンセリングをする運びとなります。

これは、私の中では意外なことでした。

なぜなら、通常、モラ夫は簡単に私の提案を受け入れない。

しかしこの時は、何かとても興奮している様子でした。

モラ夫にとって、父親の言葉は絶対的なものだったのかもしれません。

そしてモラ夫が自らカウンセラーと連絡をとり、カウンセリングの予約を取ることとなったのです。


カウンセリングを終えて




1時間半ほどの夫婦カウンセリングを終えて、カウンセラーの先生(臨床心理士)は言いました。

「次回からは一人ずつお話しましょう。まずは○○さん(私)が来てください。ご主人はその次で…。」



数日後、一人で訪れた私に先生は言いました。



「あなたがお調べになったとおり、ご主人は”自己愛”です。
どうするか決めるのはご自分ですが、一人の専門家の立場からは、別れることをおすすめします。」




この時から、私一人での継続的なカウンセリングが始まりました。



一方、モラ夫の方はと言えば、「二度といく気はない」と、帰りの道すがらカウンセラーを非難していました。

(理由はお茶を出さない、領収書が出ないことなど^-^;)



先生もそれを見越しての、次回の指示だったようです。

先生から見たモラ夫は、判断するまでもない自己愛者だったようですが、その視点はこうでした。

●当初は自分から「自己愛性人格障害か判断してくれ」と言ってきたにも関わらず、当日はそんなことはひと言も言わない

●「妻のことは特に問題視していない」と言う一方、「妻は冷たい、思いやりがない」と強調する。理由は”朝起こしてくれない””子供にも冷たい”など、取るに足らないことばかりだ。

●とにかく、言うことがコロコロ変わり一貫性がない。



私が夫婦カウンセリングを提案したことは、いわゆる最後の賭けでもありました。

モラ夫のような人間は、誰が何を言っても聞き入れない。

だから、権威のある人=専門家が相手なら、少しは違うかなっていう期待があったのです。

そしてモラ夫が少しでも自分を自覚し、私との関係を立て直そうという気が見られるのなら、今回は踏みとどまってもいいと思ってました。

しかしそんな淡い期待は、見事に裏切られることに。



最終的には、

『自分は夫婦関係を特に問題視していない。妻のことは許容範囲だ。』

と寛大さを繕い、向き合うことから逃げている。



やはり強度の自己愛者というのは、どうしたって現実に直面できないのだということが、よ~くわかりました。


おわりに



最終的に、モラ夫は私の”別れる”選択に、反対はしませんでした。

『子供のこと、生活のことを考えると、どうせできないだろう』と高をくくっていたのもありますが。



いずれにせよ、私が思った以上にモラ夫という人間は、強度の自己愛者だったようです。

例え離婚の危機であっても、彼にとって何よりも大事なのは、その場その一瞬の自己正当化。



よく、モラハラ夫が離婚を切り出されると、一時的でも「悪かった」と言ったり激情したりすると言いますが、このモラ夫の場合は違いました。

モラ夫は言葉では言いませんが、”反省するくらいなら別れる”ことを選ぶ。

もはや、都合よく誤魔化しのきかない相手など、必要ないのでしょう^^;



そして、本題の『夫婦カウンセリング』については…

全くムダではなかったと自負しています。



モラ夫が受け入れることはなかったけれど、カウンセラーの言葉が、私を後押ししてくれました!

自分の判断は間違ってないんだと、別居への道を進めていく力となりました。

専門家の意見というのは、本当に貴重です。

(良いカウンセラーを選ぶ必要はあると思いますが^^;)



最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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