マニピュレーターとは?心理学者の書籍「あなたの心を操る隣人たち」を紹介

モラ夫との生活は、なんとも言えない不快感がありました。

表面的には笑っていても、心の底はいつも晴れない。

それでも生活が続いていったのは、モラ夫が私が抵抗しないよう、絶妙なさじ加減で私を操作していたからです。

さらに同時に、息子のことも操作していました。



そんな風に他人を操作する人物のことを、欧米の心理学ではマニピュレーターと呼んでいます。

今回紹介するのは、モラハラ加害者の中でも最も狡猾なマニピュレーターについてが詳細に書かれた本です。



ヒツジの皮をまとうオオカミ



著者はマニピュレーターを、聖書に出てくる”ヒツジの皮をまとうオオカミ”によく似ていると言います。

さらにマニピュレーターの特徴について、こう述べています。

人あたりも良く、うわべはとても穏やかなのだが、その素顔は悪知恵にあふれ、相手に対して容赦がない。

ずる賢いうえに手口は巧妙、人の弱点につけこんでは抜け目なくたちまわり、支配的な立場をわがものにしている。

自分の望みを果たすためならオオカミたちはとことん戦いつづける。だが一方で好戦的なその意図だけはとにかく他人の目から隠そうと必死だ。

こうした人格の持ち主たちを「潜在的攻撃性パーソナリティー」と私が読んでいるのも、彼らにうかがえるそんな特徴のせいにほかならない。



こうして見てみると、これってまさに、私が関わったモラ夫です・・・。






勝利への執着




私がモラ夫の人格を表現する時に外せないのは、大変に勝気だということ。

どんな状況でも必ず優位な立場にいることが、モラ夫にとって一番重要なことでした。


(略:他の攻撃性パーソナリティーと同じように)潜在的攻撃攻撃性パーソナリティーもねらいとしているのはただひとつ。

それは他者に勝利することなのだ。

このタイプによって、そのたくらみをもっとも効率よく果たしてくれる手法が自分の意図を隠蔽した戦い方なのである。





そのように過度に勝利へ執着する、潜在的攻撃攻撃パーソナリティーの特徴を示した箇所がありました。

中でも特に私に刺さったのは、次の二つ。


  • 善悪の区別は知っているが、目的のために良心は棚上げにすることもできる。このタイプにとって、目的は必ず手段を正当化してくれる

  • 人間関係とは『(搾取)するーされる』関係だと考える。(中略)人間がもつ弱さを嫌悪し、自分と敵対する相手に発見した弱点という弱点はことごとく利用する。




これを読んだ時、私が10年に渡り受けたモラハラと、子供との間に溝ができた今の現状の説明がつきました。

モラ夫は、「家庭内での支配者となり思いのままに家族を動かしたい」

そんな強い欲求のためだけに、家族をコントロールしました。

他に理由なんて、ないのです。






マニピュレーターは自己愛性人格障害と同じ?



脱出の数か月前、筆者はモラ夫に「別れることも視野に入れる」と宣言していました。

その時に、「あなたって自己愛性人格障害の特徴に当てはまるよね」

と、ハッキリ言ってしまったのですが^-^;



自己愛性人格障害をチェックしたモラ夫は、

「全くあてはまらないわけじゃないけど、ちょっと違うな。もっと別な気がするけど・・・」

なんて言ったのを覚えています。

何となく含んだような物言いは、今思えば、「俺はもっと抜け目がない」とでも言いたかったのでしょうか^-^;



著者の見解はこうです。


ナルシスト(自己愛者)が人の権利や要求を軽んじてしまうのは、自己中心的なあまり、自分自身のことばかりに気をとられた結果にすぎないが、攻撃性パーソナリティーはこの点でナルシストとは対照的だ。

自分が主人でありつづけようとし、そうありつづけるための行為には積極的にかかわり、目的をとげて支配的な地位を維持するためなら、人の権利など平気で踏みにじることができるのだ。



著者は、潜在的攻撃パーソナリティーは、自己愛性人格障害と多くの点で共通した特徴を持っていると言います。

しかし大きく違う点もあるとして、上記のように示しています。




まとめ



私は自分の受けたモラハラがあまりにも理解されにくいために、脱出後もその答えを探していました。

そんな中で出会ったのが、この本。



これだったか!!(゚Д゚;)

と歓喜の声をあげたその正体は、著者の言うところの、



「潜在的攻撃性パーソナリティー」であり、

「マニピュレーター(操作するもの)」であり、

「ヒツジの皮をまとうオオカミ」だったということです。



そして今回は触れていませんが、”モラハラ被害者必読”の箇所は、他にもあります。

「人を操る戦略と手法」の章では18個もの手法が紹介されており、モラハラチェックができます。(チェック方式ということではありません。)

そして最後の章「相手との関係を改める」では、被害者の特徴と、モラハラにあわないための対策が綴られています。

一読の価値ありですよ♪



最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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