“フレネミーな自己愛者” は子育てをしてはいけない。と思う4つの理由。

フレネミーとは、『友を装う敵』。

彼らの特徴は、嫉妬深いだけでなく、狡猾に立ち回ること。

そんな彼らの性質は、『自己愛性人格障害』または『演技性人格障害』と重なる。



フレネミーは女性のイメージが強いが、男性にもいる。

そして、フレネミーが現れるのは、何も友人関係だけではない。

夫婦間でも現れる。

モラ夫は総じてマニピュレーターと言えるが、その人との関わり方は、まさに『フレネミー』だった。



自らの自己愛を満たすために生きているモラハラ夫は、子育てにおいても、子供より自分のことで頭がいっぱいだ。

このような人間は、子育てが出来ない。

いや、子育てをしてはいけない。



私がそう思う理由を、自らの体験からお話ししていきます。

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“フレネミーな自己愛者” は子育てをしてはいけない。と思う4つの理由


1.  子育てのビジョンを持たない。



モラ夫には、”こう育てたい、こんな人になって欲しい” 等といった子育てのビジョンというものがありませんでした。



当時、思い通りにならないと癇癪を起こしていた息子。

モラ夫の息子への甘やかしに耐えかねて、ある時、私は意見した。





「このままでは息子の将来が心配。

息子が大人になった時に、困らないような育て方をしなきゃいけないと思う。

もう少し、関わり方を変えられない?」



しかし、返ってきた言葉はこうだった。



「なんだかんだ言っても、俺たちの子だよ?(→自分の血筋を強調する自己愛的発言)

よっぽど悪くなるはずないから、心配いらないって。

俺は確かに(息子に)甘い。そして自分も、すっごい甘やかされて育った。

だからと言って社会不適合者でもなく、問題なくやっている。

どんな風に育てられても、悪くなる人はなるし、悪くならない人はならない。

子育ては、結果論だから。」







子育てのビジョンを持てない原因は、『自分の血を分けた子供なら、生まれながらに素晴らしい』という思い。

そして、絶対に人の意見を聞かないのは、“人からとやかく言われる立場ではない” という傲慢さから。

そして最後に放つ、無責任な言葉…。

これについては、次に解説します。




2.  子育てに責任を持たない。



先ほどのモラ夫の言葉。

”子育ては結果論” と言っていることからも分かるように、

親として「子育ての責任を自分に課す」という考えは、初めから頭にない



そもそもの生き方が、そうゆうスタイルではないのだ。

自らが責任を持って何かをすることもなければ、明らかに責任を取るべき場面であっても、別の物(人)に責任転嫁をする。

それゆえパートナーにも、責任転嫁がしやすい相手(モラルに弱い、罪悪感を感じやすい)を選ぶ。



子育てにおいても、非常にタチが悪い。

妻の言い分には耳も貸さないくせに、もし困ったことになっても、一切責任を取るつもりはない。

事実モラ夫は数年前、” 息子の癇癪は自分の甘やかしのせいでなく、妻(私)の愛情不足が原因 “と言っている。





● モラ夫の生き方のモデルは母親




これに関連して…

モラ夫の母(義母)が生前よく言っていた言葉を思い出す。



「子供は甘やかしたって大丈夫! わがままは、大人になれば治るから。」

(この時のドヤ顔は、何度思い返しても腹立たしい…^-^;)



これらの”自己愛親子”の言葉が、根本的に間違っているのは、言うまでもなく。

自己愛者のわがまま(自己中心性)は、決して治るわけではない。

治ったかのように見えるとすれば、それは彼らが上っ面を大事にするからということに他ならない。

その親切そうな笑顔の裏では、たった一人の犠牲者が大きなダメージを負わされているのだ。



”大人になったわがままな彼ら” に、常につきまとうのは、

『本当の自分はもっとすごいのに、周りは凡人ばかりだから理解されない』という思い。



そして心の奥底に、怒りや嫉妬心を抱えて生きることになる。

そのストレスを一手に引き受けるのが、被害者であるパートナー。



先ほどの義母の言葉は、

「甘やかしたって大丈夫。わがままは、上手いこと誰かに押し付けちゃえばいいのよ~。」

と言っているのと同じではないか。



彼らフレネミーは、DVの加害者をも嘲笑う。

狡猾な彼らにしてみれば、悪い姿を見せるのは意味のないこと。

彼らにとって、人間関係とは搾取するもの。

利用出来るもの(人)は、何でも利用する。

そこに、罪悪感はないだろう。



義母のやり方は、モラ夫のモデルとなっている。

義母は子供達を甘やかす側ら、義父を引きずり落とし、家族間で孤立させた。

(義母の人格については、コチラを参照→マニピュレーターな人格を作る家庭環境とは。家族連鎖は免れないのか?)



やや話が逸れてしまいましたが。

彼らは、子育てに責任を取らない代わりに、子供にも自分と同じ生き方(モラハラ)を伝授する。

どんなことも、自分以外の人(物)のせいにすればいいんだと・・・。

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3.  フレネミーは、子供を『ご機嫌とり』で育てる。




モラ夫は、息子が母親に駄々をこねる時、見守るのではなく早急に対処しようとした。

機嫌の悪い息子を、少しも見ていられないようだった。

その方法は、別の物事で気をそらせるか、息子の肩を持つか。

“ パパなら分かってあげられるよ ” と言わんばかりに・・・。



ご機嫌取りで接するのは、とにかく好かれたい・支配したいという思いが強いから。

これは子育てのビジョンが持てないことにもつながるが、彼は自分の自己愛を満たすことばかりに夢中なため、教育については考える余地がないのだ。



モラ夫は、自分は子供から一番に慕われるような、偉大な存在でなくてはならないと思っている。

自己愛を満たすというのは、そんな自己イメージを、家族だけでなく隣人等、周りの人全てにアピールすることである。(これが自己愛者の人生の目的と言っていいでしょう)





それを妨害する(自分より優位)と感じる相手は、誰であってもひきずり落とす。

夫婦だろうが関係ない。

しかもフレネミーは狡猾に立ち回り、良い人のふりをして、それをやる。

子供の前で妻を労ったり、家事に協力的であったりと、イメージとしては “良いパパ” なのだ。

だからこそ、そこが落とし穴というわけである。




4.  フレネミーは、子供とパートナーが対立するよう仕組む。



フレネミーは子供をご機嫌とりで育てますが、やることはそれだけではありません。

同時進行で、パートナーの足を引っ張ります。



この行為の元となるのは強い嫉妬心ですが、以下はその例。


あるメーカーで働くキャリアウーマンの夫は、現在失業中だが、妻の仕事にいちいち干渉し、「そんな仕事はする価値がない」などと文句をつけてくるのだという。

(中略)

この夫は、自分は優秀だという自己イメージと、そうでない現実のギャップに「こんなはずではない」と怒りを感じているのだろう。そして、夫である自分が常に妻より優位に立っていたい、立っていなくてはならないという自己愛が根底にあるために、いかにも親切にアドバイスするふりをしながら、妻の仕事をけなして無価値化し、妻の足を引っ張ろうとしているのである。



嫉妬をとめられない人 / 片田珠美(著)





モラ夫の場合も上記の夫と同じで、常に妻より優位に立っていたい。

さらにそこに息子が入ることで、その優位性をますます強固なものにしようとする。



息子が自分をさし置いて妻を慕うことは、根底にある嫉妬心が許さない。

まして自分は、他者を支配するのにふさわしい優れた人物なのだから、家族を操作していいと思っている。

だから、息子が母親(妻)のいうことを聞かなくなるように仕向ける。

自分はご機嫌取りをしながら、それとなく妻を卑下・否定して。



支配欲の強いフレネミーにとって、他者の対立や仲違いは、大変に美味しいことなのです。






フレネミーの子育ての先にある、家族の崩壊



ふと、考えることがあります。

モラ夫は、自分の根底にある病的な嫉妬心に、薄々とでも気づかないのだろうか。

その心が、破壊を招いていることに。

とは言えやはり、強い自己愛を持つ者には一生分からないんだと思う。



そんな身勝手な自己愛都合のために、母子関係を操作され、バラバラになった家族。

(というか、最終的に孤立した私。)



自己愛者の中でもフレネミーというのは、自分の悪い姿を見せずに、確実にターゲットを孤立させるのです。

とめられないその性質は、子供を持つ親となっても、発揮される。

子供をダメにするだけでなく、パートナーに対するモラハラ行為。

妻と子が対立するように仕向けることは、最終的には、家庭を崩壊へと導く。



どの子供も、幸せな未来を踏まえて、適切に育てられる権利があるもの。

しかし、『ご機嫌取りの子育て』は非常に有害であるにも関わらず、単に”甘いパパ”のイメージにしかならない。

ゆえに、被害者が公的機関に相談しても、誰にもその子育てを止められず。

そうやって親から子へ、自己愛性人格障害は連鎖していくのだ。




まとめ



以上が、私が『フレネミーは子育てをしてはいけない』と思う理由になります。

今一度。



“フレネミーな自己愛者” は子育てをしてはいけない。と思う4つの理由
  1. 子育てのビジョンがない
  2. 子育てに責任を持たない
  3. 子供への関わりは『ご機嫌とり』
  4. 子供とパートナーが対立するよう仕組む


いかがでしたか?

もしかしたら、このフレネミータイプのモラハラ夫は、ポピュラーではないかもしれません。

しかしながら、彼らが狡猾であるがゆえに、被害者が気付かないという可能性もあると思います。



家の外・中に関わらず、理不尽な形で人間関係に溝が出来る時、そこにはフレネミーの存在がある。



これを少し心に留めておいて、損はないはず^-^;

最後までお読みいただき、ありがとうございました。