自己愛性人格障害に朗報?前頭葉はまだまだ発達する!



前回は、『自己愛性人格障害が前頭葉の機能不全による』ことをお話しました。

(参考:自己愛性人格障害を生む家庭環境。子供が受ける弊害は『脳』にあり。



今回はそれについての、新たな情報です♪



以前このことを知った私は、日々考えていました。

「親の不適切な関わりによって未発達となった、不遇な前頭葉はどうすればいいのか…。」



我慢を教わらなかった脳に再び、

「やっぱり我慢は生きる上で絶対必要だから、今からがんばって我慢しよーぜ!」

…なんてのは、当然通用しないでしょう。。

ましてや反抗期に突入した息子には、もう当分チャンスはないんじゃないか…などと頭を悩ませていたわけです。



そんな折、こんな素敵な情報を見つけたので、共有させてください^^

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前頭葉は50歳近くまで発達する

『前頭葉は50歳近くまで発達する』

そうなんです。。すごくないですか?



前頭葉については、最近まで言われてきたのがこちら。
脳の成長は身体の成長よりも遅く、人間を人間足らしめる最高中枢である前頭葉の成長は25歳程度まで続くと言われています。

自己愛性人格障害の改善についても「20歳過ぎくらいまでは改善できる確率が高い」という情報があり、それを念頭においてきた私です。





新しい情報はコチラ!

米アーカンソー大学のグループは5月、高度な判断や連想を司る前頭葉や側頭葉という部分が、50歳近くまで発達するとの結果を発表した。磁気共鳴画像装置(MRI)を使い、19~76歳の脳を5年がかりでしらべた結果、20歳~50歳までの間に、この部分の体積は平均して20%増えていたという。

20歳を過ぎると神経細胞は減り、脳の衰えが始まるというのが定説だけに、意外な結果だ。研究グループは、数よりも、神経細胞が樹状突起を伸ばし回路を複雑に張り巡らすことが大きく影響、前頭葉などの成長につながった、とみている。

脳は60歳でも発達


人間ののうち、記憶や高度な推理などをつかさどる前頭葉、側頭葉の『白質』部分は、50歳近くまで発達を続けるとの研究結果を、米復員軍人庁のバーツォキス博士のチームがまとめ、米国の精神医学専門誌に発表した。

磁気共鳴画像装置(MRI)を用いて、19~76歳の健康な70人の脳を画像化して調べた結果、平均48歳まで発達することが分かった。「脳は20歳以降は衰えるだけ」という定説を覆した

脳は20歳以降は衰えるだけ?



…ということは、自己愛性人格障害は(脳科学的に言えば)、50歳手前までは改善の見込みがあると捉えていいのかもしれません。





またこれとは別に、ある書籍の中で紹介されている脳科学者のトップも述べています。

前頭葉(だけでなく連合野)はゆっくり育つので臨界期がない。一生かけて育っていく。(ジョセフ・ルドー)

脳科学者が教える 子どもの地頭をよくする方法/篠原菊紀(著)

2009年初版のようなので、脳科学者の間では既にあった見解?のようですね^^



そんなわけで、気になる『前頭葉の働き』と『前頭葉の鍛え方』について、まとめてみました。


前頭葉の働き




ジョセフ・ルドーによれば、前頭葉は大きく3つに分けて考えることができます。
【知】の中枢・・・思考する、段取る、計画する

【情】の中枢・・・人の気持ちが分かる(共感)、想像、状況を理解する

【意】の中枢・・・知と情の矛盾を調整、判断、意思決定、やる気

更に具体的な働きとして、

感情のまま動かない、我慢できる、感動する、コミュニケーションをとる、集中する、推理・分析する、運動する、面倒なことができる、俯瞰できる、前向きになれる…など。



いいことづくめじゃないですか!^^

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前頭葉の鍛え方

では、前頭葉の鍛え方を紹介していきます。

家事・掃除・料理

家事や掃除、料理といった細かくて手間のかかる作業は、前頭葉の働きを高めるのにうってつけです。

これらには、前頭葉を活性化する一連の動きがあります。

  計画を立てる・・・手を動かしながら手順を考える

  ↓

計画の実行・・・手順通りに体を動かす

  ↓

集中する・・・没頭、黙々と行う

  ↓

思考・・・2つ以上のことを並行処理することが多いので頭を使う


並列処理は脳に負担がかかり、前頭葉が刺激されます。

例えばパスタを茹でる時、最初にお湯を沸かし、パスタが茹で上がるまでの間にソースや具材の準備をしますね。サラダも作れるかもしれません。

このような並列処理をすることで、前頭葉は刺激されやる気が高まり、脳全体も活性化します。

脳全体が活性化されると、結果的に並列処理が上手くできるようになり、さらに前頭葉が活性するという連鎖が起こります。


適度な運動をする(有酸素運動)

有酸素運動は、脳の若返りや前頭葉を鍛えるのにとても有効です。

有酸素運動

ランニング(ジョギング)、ウォーキング、水泳/水中ウォーキング、縄跳び、ヨガ、エアロバイク、自転車、踏み台昇降運動など



例えばウオーキングやジョギングなら、楽なスピードよりも息を切らす程の方が、前頭葉は活性化します。(目安は隣の人との会話がきついレベル)

ただし頑張りすぎは、無意識のうちにストレスになっているので、あくまで楽しくやることが大事です。

少しずつ自分に負荷をかけステップアップすることで、前頭葉は「やる気」を最大限に発揮するのではないでしょうか。


楽器を演奏する


楽器は、両手をたくみに使います。両手を使うと左脳と右脳のバランスが良くなります。

特にピアノ、キーボードやギターはすべての指がバラバラに動きますから、脳を鍛えるには効果的だと考えられます。

さらに楽譜を見ながら楽器演奏をすると、「計画を立て、手順通りに実行」の作業が加わるため、ことさら前頭葉には効果絶大です。

ちなみに私はウクレレにハマって数年・・・ウクレレさいこー^^♪


絵画、手芸、工芸

前頭葉を活性化させるのに有効なものは、まだまだ沢山ありますね。

楽器と同様に、指先を使う趣味というのは、前頭葉だでなく脳全体にいいというのはよく言われています。

脳トレ、ボケ防止・・・というと、話がやや脱線しそうですが^-^;

指先をたくさん使う趣味は、絵画(水彩画、スケッチ、クロッキー、イラストなど)や、編物、パッチワーク、ぬいぐるみ、折り紙、洋裁などの手芸、さらには園芸、料理、陶芸、日曜大工、模型工作、囲碁、将棋などが考えられます。

特に絵画や手工芸、料理などは指を繊細に使うだけではなく、アイデアを練り、手順や段取りを考えるなど、前頭葉をフルに活動させます。一石二鳥にも三鳥にもなるのです。

複雑な指の動きで脳を活性化


前頭葉を活性化する食事

食事は基本ですし、家族に『前頭葉の活性化』を提供してあげるには、一番難易度が低いと思われます^-^;

前頭前野を鍛え、発達させるには栄養素も重要になってきます。

まず、脳の発達に必須の栄養素はDHA、EPA、アラギドン酸です。

DHA・EPAはマグロ、イワシ、カツオなどの青魚に多く含まれており、アラギドン酸は豚や牛のレバー、卵の黄身に多く含まれています。

特にDHA、EPAは不足しやすい栄養素ですので、日頃から魚を食べるようにすると良いでしょう。

注)前頭前野=運動野を除いた前頭葉



前頭前野を育てる食事や栄養素

また、脳を発達させてくれるワケではありませんが、前頭前野の機能を高めてくれる食べ物や飲み物としては、大豆製品、ダークチョコレート、緑茶、コーヒーなどがあるようです。


おわりに

いかがでしたが?

とは言っても自己愛性人格障害なんて、そんなに単純なものじゃない。

記事を書いている本人が、一番そう思います^-^;

だって、改善するには『本人の自覚と改善の強い意思』あってのことだから。



それでも、希望の光を当てずにいられないのは、子ども。

モラ夫は別世界の人間(異星人)ぐらいに思っているので、自己愛だろうがマニピュレーターだろうが、そのまま生きたらいいと思います。

(あまり周りに不幸をふりまかずに…)



『前頭葉の鍛え方』。

これは自己愛性人格障害とか関係なく、賢く充実した幸せな人生を送りたい全ての人が対象になると思います。

なぜなら前頭葉は、段どり上手でピンチをチャンスにかえられる、『仕事ができる脳』だからです。

鍛えることで一石二鳥,三鳥となるように、楽しんでできることから始める。または家族に提供してみてはいかかでしょうか。



何せ、『前頭葉は50歳近くまで発達する』のですからね^^



最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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