マニピュレーターな人格を作る家庭環境とは。家族連鎖は免れないのか?

モラハラ家庭の子供への影響、気になりますよね。

家族連鎖, 世代間連鎖って、食い止められるものなんでしょうか?

私の場合、あそこまで息子に執着・溺愛するモラ夫を、どうすることもできなかった。

結果息子は、「自己愛気質を持つ」という弊害を負った。



では、モラ夫の場合はどうだったのか。

あの『マニピュレーターな人格』は、いかにして作られたか?

免れようはなかったのか?

(参考:マニピュレーターとは?心理学者の書籍「あなたの心を操る隣人たち」を紹介



それを検証するべく今回は、『モラ夫の育った家庭環境』をふりかえってみました。

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マニピュレーター・モラ夫の家族構成



モラ夫の家族は、両親と姉, 兄, モラ夫の5人家族。

3兄弟の末っ子であるモラ夫は自分がどう育てられたかについて、「ずっと放っておかれた」「すっごい甘やかされた」と言っていた。

どこか矛盾しているような感じもしますが、このパターンって、けっこうあるのかもしれませんね。

例えば、忙しい芸能人の子供や、医師の子供が問題を抱えるというのはよく聞きます。

これは仕事(または自分の世界)に重点を置く親が、普段は子供との関わりが希薄な一方、それを埋めるために時々過剰に甘やかす、といったケースです。




モラ夫の父親

義父の人格を一言でいうと、『強い自己中心性を持った人』

あくまで素人判断ですが、おそらく自己愛性人格障害と言って良いかと。

私が義父と顔を合わせる以前から、義父のことはモラ夫やモラ夫母(義母)から聞いていました。「気難しい」「人の気持ちが分からない」「みんな敬遠している」と。。



実際に会って受けた印象は、『自信家で、いつも自分のやり方を通したいタイプ』。

敬遠されるのも仕方なかったのかな?って思いました。



そんな義父ですが、関わっていく中で、いい所もあるのが分かりました。

律儀で何事もきちっとしなければ気が済まない、そして意外と人情味のある人だったのです。



義父とは紆余曲折、色々ありましたが、その人間性について最終的に私が勝手に判断したこと。

義父は何というか・・・ADHD的な、前頭葉未発達なところのある、”悪意のない自己愛者”だったのではないか、ということです。





それには、こんないきさつがあります。

かつて義父は言っていました。「自分が生まれた時、父親はすでに他界していた。だから、父親とはどういうものかがわからないんだ。」

義父が母親にどう育てられたかまでは知りません。もしかしたら、過保護を受けたりしたかもしれません(推測でしかないですが…)。

ただ、義父の口ぶりや、息子(モラ夫)宛ての手紙から分かったことがあります。

それは、義父は自分の理想として思い描く”威厳のある父親”を追い求めていたんだろう、ということ。



更にもう一つのいきさつ。

義父は私に、2度謝ったことがあります

1度目は、息子(モラ夫)の経済力のことで、「息子が迷惑をかけて済まない」と。



2度目は、義父の干渉を受けすぎた私が電話越しでキレた数日後。

別件で電話をしてきたのと同時に、「こないだは済まなかった」と。



これについてはよくある、『DVモラハラ夫がパートナーに別れを切り出されて、その時は謝るがまた元に戻る』のと、似たパターンかもしれません。

それでも言えることは、『死んでも自分の否を認めない義母やモラ夫』とは確実に違うタイプだということです。




モラ夫の母親

先にネタバレしましたが^-^;、

義母こそが、『義父の更なる上をいく自己愛者』だったのです。

でもそれに気づいたのは、随分と後になってから。モラ夫との別居の段階ですね。



私が義母に対面する前、モラ夫は義母のことを「物分かりのいいオカン」と評していました。

とにかくこの家庭では、母親が子供たちから絶大な支持を受け、父親は毛嫌いされているのが分かりました。

モラ夫の話では、両親はかなり派手に夫婦喧嘩をしていたこともあったそう。

父親が母親に掴みかかり、手を挙げたこともあったと。

これを聞いた当初、私は「お義母さんも苦労したんだなぁ…」と何の疑いもなくそう思いました。

実際に会った義母の人物像は、「面倒見が良く頼れる人」「寛大な人」「人に気を遣わず我が道を行く人」。

総じて、良いイメージです。



しかしながら途中から、義母には何か一貫性がないというか、無責任だと感じる面が見えてきました。

それにはこんな背景があります。



当時私は、モラ夫の息子への甘やかしに悩んでいました。

これについては、この頃よく交流のあった義理の姉(モラ夫の兄嫁)に相談したこともあり、そこを経由して、事前に義母には伝わっていました。

義母は私と二人の時は「なんでそんなに甘やかすんだろうねぇ。」と、こちらの肩をもつような言いぶりだったのですが。

息子(モラ夫)の前では、「甘やかしたって大丈夫。ワガママは大人になれば治るから!」とドヤ顔で言います。

このセリフは何度か聞きましたが、その度に私は、何度反論したかったことか・・・。



某TV番組のように、

” ワガママが治っちゃいねーから、こうしてモラハラの被害者が出てんだろうが! “

…などとは、当時の私には、到底言えたもんじゃありません^-^;



義母は、その時々で態度が変わる人。

それぞれの子供の前で、その場にいない人のダメ出しをするのを、何度か目の当たりにしました。






モラ夫と兄弟

モラ夫には、7つ年上の姉と2つ年上の兄がいます。

姉はシングルマザーでありながら、子供が中~高校生のあたりには会社の中でも”長”のつくポジションにありました。いわゆる、”ヤリ手”ってやつですね。

義理姉はかなり姉後肌なタイプで、人前では率先して動き、注目を集めるような女性でした。



一方、義理兄は他のメンバーと比較すれば、人前でのパフォーマンス性はありませんでした。

しかし義母にとって初の男の子だったからでしょうか、モラ夫以上にかなりの甘やかしは受けたようです。

そしてなぜか子供たちの中でも一番、父親(義父)を憎んでいたようです。



末っ子であったモラ夫は、おそらくこの家庭では一番、影響力という点では力がなかったのかもしれません。

優位なポジションに渇望しているのは、それゆえのことでしょうか。



モラ夫を含め、この3兄弟は特に仲がいいわけでもなく、普段の付き合いはありませんでした。

しかし彼らには、共通点がありました。

全員が、パートナーと別れているのです。

その原因は、「パートナーがうつ病になった」、「(自分の)借金と不貞が発覚した」

そして、モラハラです。

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この家庭でモラ夫が学んだこと




この家庭では、両親は子供たちに何を教えたのでしょうか。

まず両方の親に共通するのは、子供たちとお金を介しての繋がりが大きかったことです。

聞くところによると、特に義母は、昔から子供たちへお金をばらまく傾向が強かったよう。

それは権力の誇示であり、子供たちを支配する道具だったのでしょう。


他者を『搾取』する能力

更に、母親である義母が子供たちに見せた姿。

それは、自分の夫から権力をもぎ取る技術ではないだろうか?と思わずにはいられません。

それは、人の弱みにつけ込んで利用するということ。

つまりは、他者を『搾取』する能力です。



確かに義父は、”自己中”である。

しかしそこに付け込み、本来の姿以上に悪人に仕立て上げたのは義母だ。

そうでなければ、義父はあそこまで孤立してはいなかったはず。



前述した、義母に手をあげる義父の姿は、”加害者に怒りを煽られ、反撃した被害者” の姿ではなかったか。

あくまで私個人の意見ですが、自己愛者の中でもそれが潔く出ているタイプ、すなわち一徹なタイプは、それほど罪深くはない。

本当の悪人は、良くも悪くも”真っすぐな人”を陥れ悪人に仕立て、周囲から孤立させようとする、狡猾なタイプの人間なのです。




『信頼関係』と引きかえに教えられたのは、『特権意識』

別居前にモラ夫と話した時、私は ”義母の言動の一貫性のなさ” を指摘しました。

それについてモラ夫はこう答えました。

「そんなもんでしょ?俺だって別にオカンを信用してるわけじゃないし。」



モラ夫の辞書には、『信頼・信用』という言葉はありません。

モラ夫いわく、「誰も信用していないし、誰も尊敬していない。」と。



彼の人間関係を見ていると、私達のとはずいぶん違うと感じます。

なぜなら彼は、人と信頼関係を結ぶのではない。

自分にとって都合のいい人間を、利用・搾取する形での繋がり方なのです。



そんな彼ら親子に共通するのは、自分という人物に対する認識。

「自分達は特別に優れた人間だから、何をしても(他者を不当に利用しても)たいていは許される。自分は人の上に立つべき人間である」

この強い思い込みが、『特権意識』です。

(参考:自己愛性人格障害に特有の思考。『特権意識』とは?






家族連鎖を断ち切るために、できることはあるのか?



私は現在、かつての義父と同じ立場にいます。

甘やかされコントロールされた息子は、父親から「完璧でない母親の言うことは聞かなくていい」と教わりました。

息子は私に対して暴力が出てしまうことで、一緒には暮らせなくなり、元の家で父親と暮らしています。



マニピュレーターの怖さは、実際に被害にあってみないと分からない。

マニピュレーター特有の被害は、『対人操作』です。



私自身も「最も悪いのは義父だ」と何年も思っていたし、モラ夫の本性(義母と同じ、自己愛の更なる上)を見抜くのに10年もかかりました。

外面はもちろんのこと、家族を前にした時の”上っ面”が抜群にいいのが、マニピュレーター。

彼らにかかれば被害者は、気付いた時には大変に理不尽な状況に陥っている、ということになるのです。





では、本題へ。

家族連鎖を断ち切るために、できることはあるのか?



いや、ゴメンナサイ…問い方を変えます^-^;

この世にマニピュレーターを増やさないために、できることはあるのか?



その答えはズバリ、

『パートナーは慎重に選ぶ』ということ。

イコール、『モラハラ家庭の子供を作らないこと』です。



回避できるのは、おそらくこの段階だけでしょう。

つまりは、家族連鎖を断ち切ることは相当に難しい、ということです。

なぜなら、マニピュレーターほど、悪人に見えない悪人はいないから。

子供だって、(天性の洞察力を持って生まれた子ならともかく)、どちらの親がまともなのか分からないでしょう。



モラ夫がマニピュレーターになったのは、そういう家庭に育ち、なるべくしてなった。

避けようがなかったとも言えます。

もっとも弁護するつもりは、更々ないですが…。





話を戻します。

パートナーは慎重に選ぶこと!



彼らはたいてい、結婚するまでは本性を隠しているものですが、気配だけは隠せません。

そしてその気配をキャッチするためには・・・。

私たちが『自分を好きであり、自分を大切にできる人間である』という、大前提があります。

興味がある方は、カテゴリーの「被害に遭わないために」と「メンタル克服」を中心に、参考になさってください^^





長くなりましたが最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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