息子が暴力を振るうようになった経緯と、溺愛するモラハラ夫の心理

家庭内での子供の暴力が増えています。

その原因はとても複雑で、これ!と特定できるものでもないとか。



子供の暴力の原因と言われるのは・・・

親の育て方、遺伝や発達障害、精神疾患。

さらに社会的要因として、閉鎖的な家族構成、地域交流の希薄さ、スマホやゲームの影響も。

なかなか大変な世の中ですね。



しかし個人的な意見としては、これら複数の要因が絡み合った結果とは言え、やはり『全ての土台となるのは親の育て方ではないか』と思うのです。

そう思ってしまうのは私が、モラ夫の息子を溺愛する姿を、イヤというほど見てきたからでしょうか?

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息子が暴力を振るうまで

息子は一人っ子。

暴力を振るう子供には、一人っ子が多いようです。

たしかに「一人っ子は我が儘になりやすい」と、昔から聞くだけのことはありますね。

そこに危惧していた私は、夫に何度か「息子への対応を改めて欲しい」と訴えました。

しかし全く聞く耳もたず。別居するまでの約9年間、過保護・過干渉・甘やかしは続きました。


父親の溺愛



家にいる時間が長い夫。

自分の部屋でタバコを吸いくつろいでいる時以外は、リビングで息子と遊ぶ、子煩悩パパのイメージ。

(ここで敢えてタバコを出したのは、夫はヘビースモーカーだったにも関わらず、外で吸おうとしない。子供が受動喫煙になるからやめてくださいと言っても・・・いかに都合のいい子煩悩かが分かります^-^;)



夫はいつも、息子が何かを要求してもしなくても過剰に世話を焼く。

そして同時に私に対して不機嫌な態度をとる。



そんなことが長年、繰り返されていました。

でも最初の頃は、これがモラハラであるとは知りません。



後に別居(離婚)を考えた時に色々と調べる中で、これがモラルハラスメントであり、息子は懐柔されていたのだと分かりました。

 【懐柔】・・・うまく扱って、自分の思う通りに従わせること。

モラハラ夫は自分の支配力を高めるために、子どもを自分の子分にして、ターゲットである妻を攻撃します。


癇癪持ち



溺愛された息子は、早い段階で癇癪持ちとなりました。

息子は機嫌がいい時はいたって普通ですし、私(母)のことも大好きです。

しかし何か思い通りにならないことをきっかけに、火が付いたように喚きます。

癇癪は2歳頃のイヤイヤ期から、小学校高学年までなくなることはありませんでした。

しかも”懐柔”という言葉で分かるように、この癇癪は母親である私にのみ向けられるものとなります。

そのメカニズムを、図にしてみました。分かるといいのですが…^ ^








ここでのポイント。

通常モラハラでは、加害者ははっきりと声に出して被害者を攻撃することはしません。

加害者が狡猾であればあるほど、直接的な表現よりもため息態度といった間接的な表現を多く用います。

要は、妻にも子どもにも、それが攻撃だとは気付かない攻撃のしかたをするのです。

しかもそれは、長期的に繰り返されることによって、直接的な言葉よりも深く刷り込まれます。

いわゆる、マインドコントロールです。



(参考1.⇒モラハラ加害者の特徴!暴言よりも有効なコミュニケーション術とは?

(参考2.⇒モラハラ加害者の特徴!彼らが口にする”曖昧な表現”とは?



子どもは父親から甘やかしを受けるだけでなく、癇癪で母親と対立した時にも父親は肩を持つため、

『自分には思い通りにしてもらう特権がある』と思い込みます。




外では穏やかな子



家で癇癪持ちの息子は、外ではそんな姿は見せません。

幼稚園の時から先生には、

「○○くん、いい子ですよ。」「お友達と楽しくやってますよ〜。」

と言われ、このギャップは何?!といつも思ったものです^-^;



息子は、思い通りになることが外でも通用するわけではないことを知っています。

外では比較的おとなしく問題ない子。



ただ、ちょっとしたことでとても傷つきやすい面がありました。

小学校に入ってから、放課後のトワイライトルームに行った時。

指導員さんにちょっと注意をされただけで、「あんなところ、二度と行かない!」となりました。。

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母に暴力を振るうきっかけ



「癇癪」で済んでいた息子の言動は、反抗期・思春期の到来とともに「暴力」となり爆発しました。



きっかけは、学校での人間関係。

息子の友人関係はずっと良好に見えていましたが、5年生の終わり頃から少しずつ変化が出ていました。

少し問題のある友達と仲良くなり、二人でつるむようになったのです。

その友達には「敵」が多かったため、息子は今まで遊んでいた友達とも遊ばなくなりました。



6年生の夏休み。

部活にも入っていない一人っ子の息子が夏休みにやることは、限られた友達と遊ぶことくらいです。

しかしその限られた友達とも遊べない状況が続き、息子はその孤立した状況に耐えられなかったのでしょう。

やることがスマホやゲームしかない中で、「もう何時間やってる?いい加減やめなさい!」と言う私にキレて暴れる息子。

物事がうまく回らないことが、全て私のせいだと主張します。

別居でマンションから古いアパートに移り、母子家庭になったことも「全部お前が悪い!!」と…。



息子は、母親が父親からモラハラを受けたことは理解していません。

父親は不機嫌になることはあっても、あきらかな暴言や暴力はないのです。

父親がしょっちゅう不機嫌をふりまいていたことすら知らないようでしたし、息子の中では「パパが不機嫌になるのはママがちゃんとしないから」となるようです。

息子にとっては、自分の思いを通してくれる良いパパなのです。


モラハラ夫の心理




モラ夫の子育ては、いわゆる”蝶よ花よ”の、王子様(王女様)の子育て。

モラ夫を見ていて思ったのが、”モラ夫自身が人からそう扱われたいことを、息子にしている”という感じ。

モラ夫は、とにかく息子に好かれたかった。

息子に崇(あが)められる存在でありたかったのでしょう。

そのためには、妻と自分に差をつける必要があった。

権力主義の人間にとって幸せの第一条件とは、他者を支配することなのです。



更にモラ夫は、外で自分の子煩悩さをアピールしているようなところがありました。

実際よく周りの人から、こう言われたものです。

「子供といっぱい関わってくれるいいパパさんで、羨ましいわ。うちの人なんて、仕事ばかりで家のことなんてほったらかしで・・・」

「いやいや、実際を知らないからそう言いますけどね。私は息が詰まってしょうがないんですよ!」

とは言えず^-^;

言ったら言ったで、「それは贅沢だ」と理解されず・・・。


おわりに



同じモラハラ夫でも、それがマニピュレーターである場合、家族関係まで操作されてしまいます。
  • 息子が受けたのは、悪いイメージの過干渉(束縛)ではなく、比較的悪くないイメージの過保護と甘やかし。
  • 妻へのモラハラも、ほとんどが「不機嫌な態度」や「要求を無視する、通さない」という受動攻撃によるもの。


マニピュレーターの言動には、悪い部分をひた隠しにする策で満ち溢れています。

そして気が付くとこの家ではいつも母親が悪いことになり、父親>息子>母親というランク付けが出来上がりつつありました。



「モラ夫が、息子の目の前で暴力・暴言を吐くDV夫であったら良かったのに」

不謹慎にも、何度もそう思いました。



『マニピュレーターとDV夫は、全く別だ』という声があります。

私にも、そう思えてなりません…。





最後まで読んでいただき、ありがとうございました。